デザイン・広告・広報制作物を定額で依頼し放題!新しいサブスク「広報宣隊」の魅力。

株式会社ティー・オー・エムは、広告デザイン会社として25年活動してきた実績を活かし、定額制で広告物・宣伝物を「依頼し放題」にできるサブスクリプションサービス「広報宣隊」をリリースした企業です。
クライアント1人1人との相互コミュニケーションやデザインシンキングを重視しながら悩み事を解決していく「広報宣隊」は、どのような強みを活かして生まれたサービスなのでしょうか。
今回は、クリエイティブディレクターの鈴木翔大さんに、サービスの特徴やリリースに至ったきっかけ、顧客満足を意識しているポイントなどについて幅広く伺いました。
インタビュイーのご説明
株式会社ティー・オー・エム クリエイティブディレクター 鈴木翔大さん
大学でメディア文化を学び、メディアの成り立ちや文化・背景など興味のある分野についての理解を深める。
コピーライター・アイディア出しの養成学校に通って広告への関心を強め、株式会社ティー・オー・エムに入社。
デザイナーとして実績を積みながらデザインシンキングや広告による課題解決の重要性を学び、「広報宣隊」ではディレクション業務に携わりながらクライアントへの提案を行っている。
グラフィックデザイン業界で25年培ってきたノウハウを活かした、広報サブスクリプション。
まず、貴社のサービスの概要や特徴について教えてください

株式会社ティー・オー・エムが提供している「広報宣隊」は、6万円~という月額定額制でチラシ・イラスト・WEBサイト・パンフレット・動画編集・ポスターなど、さまざまな作成を「依頼し放題」にできる、新しい広報サブスクリプションサービスです。
デザインに関する各企業様の悩みは根深く、専門性が高いが故に、自社内で賄うには相当の労力が必要です。
自社お抱えの専任デザイナーを雇っても採用後のミスマッチが多く、得意分野も限られていて、全ての制作物について多角的な視点で対応できないというケースはよく耳にします。
また、ノウハウがない担当者を無理にデザイン業務に当たらせることで本業のパフォーマンスが落ちてしまったり、外注業者に追加料金やオプション料金を請求されてコストが想像以上に嵩んでしまったりするということも発生します。何かと困り事の多い業務であることは確かなんですよね。
「広報宣隊」は、このような面倒かつ時間もコストもかかる業務を、回数や種類の制限なく依頼できるサービスとして誕生しました。
弊社は、グラフィックデザイン事務所として創業25年の歴史を持っています。時代に合わせて、紙媒体だけでなく、Web・システム・音楽など幅広い広告・広報に携わることで専門のノウハウを培って参りました。
その経験を活かし、こういったお悩みを抱えているクライアント様のお手伝いをさせていただいています。
また、デザインに限らず広告や広報の場で議題に上がりやすいもの…例えば、SNSの運用・画像加工・手書き資料のデジタル化・キャッチコピー作成・文章校正・WebサイトのSEO対策・ホームページの更新作業・記事作成などにも対応させていただいております。
デザインや広報・広告関係で悩み事があれば、「広報宣隊」を思い出していただければ幸いです。
困り事の多かったデザインの現場に、気軽に頼れるプロを置くメリットを提供した。
なぜ現在の取り組みを始められたのでしょうか。

「広報宣隊」をリリースした2017年頃は、ちょうど音楽や映像などの分野でサブスクリプションサービスが台頭しはじめていた時期でした。
「使い放題」という勝手の良さと高いコストパフォーマンスがユーザーに認められ、対個人、対企業を問わずさまざまな分野にサブスクリプションの考えが根付いた時代だと思います。
スタートは、広告制作事業にも同じ視点を導入できないか考えたことがきっかけでした。
これまでの広告制作は、自社で長期間かけて独自にノウハウを積み上げるか、多額のコストをかけて外注し制作物1点1点に見積もりを出しながら社内決済を得る方法が一般的でした。
どちらにしても非常に作業効率が悪く、デザイナーとのコミュニケーションが上手く取れないために思うような制作物が作れないという問題も発生しやすかったんです。
デザインのプロとして長年経験を積んできた私たちが、もっと手軽に利用でき、かつパフォーマンスにも期待できるような広報サブスクリプションサービスを展開すれば、確実にお客様はついてきてくださるはずだと考えました。
今では、「残業代やコストを抑えながら質の高いデザインをしてもらえた」「自社では思いつかなかったような面白いアイディアを出してもらえて助かった」というお声をいただく機会も増えております。クライアントが抱えている悩みを解消できた時は、非常に嬉しいですね。
「デザインシンキング」という“攻め”のデザイン思考を取り入れ、目から鱗の提案を。
それでは、当メディアの特徴であるCXについてお伺いします。現在CXを上げるためにどのような取り組みをされていますか?

他のサブスクリプションサービスと異なり、デザイン・広報・広告という分野においては、クライアント1人1人のニーズを深く掘り下げていく必要があります。当然テンプレートに添わせただけのデザインでは満足いくものは作れませんから、完全オーダーメイドで作成していく必要もあります。
弊社で大切にしているのは、「デザインシンキング」という考え方です。
ただクライアントの要望通りにデザインを作る“消極的”な姿勢を取るのではなく、デザインに必要な思考回路や手法を駆使しながらビジネスにおける問題を解決するための“積極的”な姿勢で取り組みます。デザイナーから常に新しい提案をし続ける、ということですね。
これを続けていくと、クライアントと弊社の担当デザイナーチーム間に信頼関係が生まれやすくなります。その信頼関係を元に、ルールや納期表を基軸にしながらも、臨機応変な対応を重ねていくことで、納得のいく制作物が作れるようになりました。
サブスクリプションサービスは最近主流のサービスですが、使い放題だからといってデザインの質が悪ければ本末転倒です。信頼関係や人の繋がりというアナログな部分を残しながら業務に当たることで、不安や心配を払拭できているのではないかと思います。
変えるべきポイントと、守るべきポイントのバランスを取りながら、新しいチャレンジも。
今後どのような取り組みをしていきたいですか?

変えていくべきところは変え、守るべきところは守る、という2つの動きを取っていきたいですね。
広告業界は、時代の流れに合わせてタイムリーな変化が求められます。今後も社会情勢に合わせ、動画やSNSなど定額で利用できるサービスの範囲は広げていく必要があると感じています。
一方で、臨機応変な対応、価格設定、外注をせず社内での制作を行う、というこだわりはそのまま維持します。
ティー・オー・エム所属のデザイナーが直接手を動かすからこそ再現できるクオリティや切り口のオリジナルさを武器に、「御社のためだけにオリジナルの提案を致します」という今のスタンスこそ大事にしたい。「ただ作れるだけ」の会社で終わらないよう、研鑽を続けます。
あとは、近年イラストに関する需要が増えてきていますので、イラストを中心としたサブスクリプションサービスを展開するのも面白いかなと思っています。
デザインとは、ただの作業に非ず!クリエイティブを作り続ける会社として成長すること。
それでは最後に、鈴木様が事業を通じて実現したい想いについてお聞かせください。
デザインとは、ただ描画や装飾をすることのみに留まりません。クライアント本人ですら気づいていないニーズや問題点にまで目を光らせ、課題を最短距離で解決するための「設計」こそ、デザインの醍醐味だと感じています。
「クリエイティブが未来を動かす」。弊社が掲げているこのフレーズを忘れず、今後もデザインの視点からさまざまな効果を生み出して参ります。
編集後記
ただ受注して制作物を「作るだけ」ではなく、デザインシンキングの視点を取り入れながらクライアントと二人三脚で問題解決に動く姿勢に感銘を受けました。
デザインのサブスクリプションサービスというアイディアも新鮮で、楽しくお話を聞かせていただきました。
鈴木様、お忙しい中インタビューにご協力いただきありがとうございました。
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