借りて、試して、納得して購入。良質な顧客体験(CX)をサービス化したレンタルモール「カウリル」

借りて、試して、納得して購入。良質な顧客体験(CX)をサービス化したレンタルモール「カウリル」

株式会社TENTは、オンラインショッピング(レンタル)モール「カウリル」を提供している企業です。

「購入体験×テクノロジーで、流通を再構築する」をコンセプトに、ただレンタルや購入をするだけではないサービスを提供し、バーベキューやアウトドアなど外遊びで使えるアイテムを中心に、「貸したい・売りたい」と、「借りたい・買いたい」をつなげるプラットフォームとしてサービスをリリースしました。

今回は、代表取締役の松田基臣さんに、「カウリル」を企画立案するにいたったきっかけや、「カウリル」が持つCX(顧客体験)について伺いました。

インタビュイーのご説明

株式会社TENT 代表取締役 松田 基臣さん

20年近くIT業界に従事する中で、自社オウンドメディアの運営、LPOツールの開発、ASPサービスの立ち上げ等に関わる。

元々趣味であったキャンプ用品のレンタル領域に可能性を感じるようになる。

2017年7月に、株式会社TENTを設立。

レンタルと販売のハイブリッド型!オンラインレンタルモールとは?

まず、貴社のサービスの概要や特徴について教えてください。

借りて、試して、納得して購入。レンタルモール「カウリル」_サービス

弊社が提供している「カウリル」は、“商品を気軽に借りて体験し、気に入ったらそのまま購入できる”という、レンタルと販売を組み合わせた、オンラインショッピング(レンタル)モールです。

企業の皆様に出店していただくモール型ですので、カメラ、DIY、ドレス、Wi-Fiなどさまざまなカテゴリーを集められています。

なかでも、弊社が元々アウトドア領域のレンタルサービスを行っていることもあり、キャンプ用品などのアウトドア系が充実しています。

「カウリル」の特徴は、ただレンタルするだけ、ただ購入するだけではなく、 “借りて、試して、納得して購入する”というワンストップの動きができる点です。

つまり、「使いたい時にだけ使いたい」「保管するスペースがないからレンタルで済ませたい」「高額な商品をいきなり買うのは不安」というレンタルニーズにも、「気に入ったものだけ購入したい」「いくつかの商品を比較してみたい」という購入ニーズにも対応できるということですので、ターゲット層は広いと思います。

また、時代と共に変化する消費者ニーズに、最適な方法で商品を提供したいメーカーや小売店にとっても、ローリスクで新たな取り組みを行える場として、ご注目いただいております。

世の中の消費者行動の変化に着目!これまでのノウハウを活かしたサービスを展開。

なぜ現在の取り組みを始められたのでしょうか。

消費者需要の変化に対して、流通の仕組みが対応しきれていないと気づいたのがきっかけです。

近年、消費者需要は「所有すること」から「利用すること」へ変化しつつあります。

サブスクリプションサービスやシェアリングエコノミーサービスが人気を博していることからも分かりますが、「メーカーがモノを作って、消費者が買う」という、これまで当たり前にあった消費モデルを疑問視するようになってきました。

「カウリル」のようなレンタルモールがあれば、消費する側にとってもストア側にとってもメリットがあるのではないかと考え、企画立案に至りました。

弊社が元々レンタル領域という2次流通をメインに扱っていたということもありますので、強みを活かしたサービスモデルが作れたのではないかと思います。

サービス提供する価値そのものが満足度の高い顧客体験になっている。

それでは、当メディアの特徴であるCXについてお伺いします。現在CXを上げるためにどのような取り組みをされていますか?

借りて、試して、納得して購入。レンタルモール「カウリル」_購入体験

「カウリル」のサービスモデル自体が、利用者全員に顧客体験(CX)を与えるような仕組みになっていると思います。

「借りたい・買いたい」人に対しては、普段手の届かない金額帯の商品を手軽に試せたり、気になっていた流行りの商品をお試しできたり、というCXが期待できます。

納得できる商品であればそのままワンタップで差額を支払い購入できます。

“手ぶらでバーベキュー”など手間を削減しながらレジャーを楽しみたい人にとってもメリットが大きいですよね。

“所有”から“利用”へと変化する消費者需要にどう対応していけばいいか分からない方にこそ、「カウリル」を試していただきたいです。

最近は、新型コロナウイルスの流行によりリモートワークする方が増えたので、電子機器やWi-Fiなどのレンタル需要が増加しています。

テレワークが終わり次第商品を返却することもできますし、今後テレワークがメインになるのであれば購入することもできますので、ユーザー1人1人によって異なるニーズにも柔軟に対応できるのが強みです。

今後さらにレンタル需要が高くなるアイテムを揃えていくだけでなく、ポイント還元やポイント連携の仕組みを整えたり、体験したい「コト」に対して、最適な「モノ」をご提案するようなレコメンド機能等の準備も進めています。

「カウリル」がお客様ひとりひとりのニーズにあった商品選びをお助けできるのであれば、とても嬉しく思います。

まずは、スピーディにプラットフォームの基盤を構築していきたい。

今後どのような取り組みをしていきたいですか?

まずは、扱う商品のカテゴリーを増やすことですね。

今はアウトドア系がメインですが、今後は外遊びカテゴリ全般と、さらにその体験価値を高める家電やアパレル等の取扱を進めています。

申し込みから最短即日で「カウリル」に掲載できるというオンラインモールならではのスピード感や、専用RFID在庫管理ツールとシームレスに連携することによる収益率の可視化など、利用する企業様にとってのメリットも押し出していきたいですね。

レンタルや販売に関するオペレーションの完全代行も導入しはじめていますので、手軽に収益アップを図れるシステムとして「カウリル」を認知してもらえるよう動いていきます。

もっと多くの人に素晴らしい体験を。購入体験とテクノロジーの融合を進める。

それでは最後に、松田様が事業を通じて実現したい想いについてお聞かせください。

弊社が掲げているビジョンの1つに、「素晴らしい体験を。もっと多くの人に。」というものがあります。

レンタルやサブスクリプションサービスは、これまでの「大量生産&大量消費」という流通モデルによる無駄も省けると思っています。

今まではあまり興味を持っていなかったものや、興味はあるけれど価格を考えて購入を躊躇っていたもの、利用のハードルが高いと思っていたものでも、レンタルから始めることで気軽に体験出来るようになる。

さまざまなモノへの「購入体験」ができれば購入へのハードルも下がりますので、結果として「無駄を省きながら世の中の消費を加速させる」という、いいサイクルが作れるのではないかなと思っています。

購入体験とテクノロジーと上手く組み合わせることで流通を再構築し、多くの人に素晴らしいCXを与えるようなサービスとして発展していきたいですね。

編集後記

サービスリリースを始めるに至ったきっかけや今後の展望について、気さくにお話いただきました。

事業拡大に対する積極性や勢いを感じると共に、顧客満足度向上に対する松田様の想いが伝わります。

お話を聞き、今後のサービス展開が非常に楽しみになりました。

松田様、お忙しい中インタビューにご協力いただきありがとうございました。

 

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