手軽なCtoB研修で世界を変える。企業研修プラットフォーム「Oncy」の仕組み作りとは

手軽なCtoB研修で世界を変える。企業研修プラットフォーム「Oncy」の仕組み作りとは

株式会社リカレントは、創業以来34年間、リカレント教育一本に絞った事業展開をされてきました。

2018年にリリースしたプラットフォームサービス「Oncy」はより多くの方が気軽にリカレント教育を受けられるよう、企業と講師のミスマッチを防ぐための工夫をしながらサービス改善に取り組まれているとのこと。

同社の代表である松田様にお話しを伺いました。

インタビューイーについて

手軽なCtoB研修で世界を変える。企業研修プラットフォーム「Oncy」の仕組み作りとは_インタビューイー

松田航 様

株式会社リカレント代表取締役社長。

早稲田大学創造理工学部卒業、同大学大学学術院生命理工学専攻中退、Macquarie University Hospital 研究員。

2012年より同社に参画。

講師に直接研修を依頼できるプラットフォーム「Oncy」

まず、貴社のサービスの概要を教えてください。

Oncy」は、研修を受講したい企業様と、研修を行う講師の方を直接繋ぐマッチングサービスです。

当社はあくまでプラットフォームを提供しているのみで、研修の内容やカリキュラム設定、価格などはご登録いただいている講師の方に基本的に全てお任せしています。

特徴としては、受講する側は要望やニーズに即した講師とマッチングすることができる点と、一般的な研修企業に依頼するよりもコストを抑えられる点です。

対して研修を実施する講師さんとしても、マッチングにより研修を行う頻度が増えることに加え、中間手数料の減少により手取り収入が増えるため、双方にとって大きなメリットがあります。

実際に研修の発注に繋がるかどうかは当然内容次第ですが、基本的にはどんな方でも講師としてご登録いただくことが可能です。

特に偏りなく様々なジャンルの講師にご登録いただいており、講師の方自身が経験された体験や実績をベースにしたニッチなジャンルのものも少なくありません。

フリーで講師をされている方はもちろん、一流企業に務める会社員の方、長年5S教育に携わって来られた方などによるお仕事関連の研修に加え、子育て研修などユニークな内容のものも存在します。

手軽なCtoB研修で世界を変える。企業研修プラットフォーム「Oncy」の仕組み作りとは_Oncy

参考:https://oncy.jp

社会人教育がより身近になるよう、プラットフォームモデルに着手

なぜ現在の取り組みを始められましたか?

当社は創業34年を数える会社で、社会人の再教育、いわゆるリカレント教育にフォーカスをおいて事業展開してきました。

34年もやっているのに、社会人教育以外やっていない稀有な企業です。

その一環として、コンサルタント養成の「リカレント」、エンジニア教育サービス「リナックスアカデミー」や一社向け研修講師派遣サービス「Recurrent」などのサービスを提供しています。

それぞれ特色はありますが、例えば社員研修のRecurrentではECサイトモデルを導入することで、「10秒で見積りが作れ」すぐに安価に研修を実施できるようなサービスとなっています。

手軽なCtoB研修で世界を変える。企業研修プラットフォーム「Oncy」の仕組み作りとは_サービス

参考:https://corp.recurrent.co.jp/service.php

しかし、それでも特にベンチャー・中小企業にとって研修企業に依頼して研修を実施することは金銭的に大きな負担になることが多く、ニッチなジャンルに特化した研修などにカスタマイズするとなると、より一層ハードルが高くなる傾向にありました。

そこで「Uber」や「Airbnb」のように、スキルをシェアするような感覚で研修が行えるプラットフォームを提供できれば、より社会人が勉強したり、知識を身につけたりする機会をスムーズに得られるようになるのでは、と考え2018年にマッチングプラットフォーム「Oncy」をリリースしたという経緯です。

当社のビジネスでリカレント教育がより多くの方にとって身近なものになってくれれば嬉しいですね。

手間隙を削減しつつも、不安なく研修を受講できる仕組み作りに注力

現在どのようなCXを上げる取り組みをされていますか?

「Oncy」では一度発注いただいた企業様から、かなり高い確率でリピート発注をいただいています。

なかでも満足いただいている要因として大きいのは、やはりオンラインで発注まで完結できるために、コスト面でのメリットがある点です。

研修の発注価格自体に加え、最適な研修を探したり講師を比較検討したりといった手間隙を合わせたものを「総コスト」と定義しているのですが、この総コストが低いことは一般的な研修に負けないOncyの最大の強みですので、今後も徹底的に突き詰めていきたいですね。

また一方で、オンラインで完結することはコスト面では有利ですが、「要望通りの研修が実施できるのか」と懸念を持たれるケースもあり、この不安をいかに解消していくかも非常に重要なポイントです。

確かに研修は無形サービスのため自由度が高く、要望とのミスマッチが起きやすい側面を孕んでおり、企業様の研修となると1日で何十万円という単位の金額になることも珍しくないので、慎重にならざるを得ません。

そのため「Oncy」では、一般的なプラットフォームのように発注してから打ち合わせフェーズに移行するのではなく、事前にチャットで企業様が講師の方とやりとりできるようになっており、要望があればWEBミーティングまで当社がサポートするという施策を講じています。

一般的なマッチングプラットフォームビジネスと比較すると時間がかかる方法ですが、少しでもミスマッチの不安なく研修に集中していただくために、引き続き工夫を続けたいと考えています。

あとは「新しい知識を企業に入れる」ということを当社のゴールの一つとしており、講師の方を研修講師に限らず、語れるビジネス経験がある方であれば幅広く募集しています。

この多様性が企業の様々なニーズに対応できるという状況を生み出しており、結果的に満足度を押し上げている一因になっていると思います。

手軽なCtoB研修で世界を変える。企業研修プラットフォーム「Oncy」の仕組み作りとは_インタビュー風景1

個人が持つスキルやノウハウを活かし、世の中をもっとよくしていきたい

今後の展望や、事業を通じてのビジョンをお聞かせください。

日本において学校教育は行き届いていますが、一度社会人になるとほぼ勉強しなくなる傾向があり、平均すると一日に5分程度の勉強時間しかとっていないとも言われています。

一方で、我々は学習によってビジネスに好影響をもたらすことができると確信しています。

株式会社リカレントは「お手本通りの経営」をうたっており、本の通りに経営を行っています。

例えば弊社の人事制度や今回のプラットフォーム構築もお手本を一冊決め、それを忠実に再現しています。

実際にそのとおり行って、34年間の中で最高の売上・最高の利益を出せている現状です。

また、研修を行っている会社は売上・利益ともに上昇するというデータも存在します。

勉強や学習がきっかけで、ステップアップできたり、人生がいい方向に走り出したりということは間違いなく起こります。

リカレント教育は受験教育のように種類が決まっておらず、ジャンルは無限に存在しています。

また研修を受ける企業様が持っている要望も多種多様なので、研修会社が全てをカバーするということは現実的ではありません。

そのことからも、当面の目標としてはもっと研修の数を増やしていくことだと考えています。

既に1,000種類以上の研修が登録されておりますが、さらにいろんなニーズに応えられるようにしたいです。

個人が持っているスキルやノウハウは、非常に価値があるものだと思いますので、より気軽に、手軽に研修を受けられるような環境作りに取り組んでいきたいですね。

手軽なCtoB研修で世界を変える。企業研修プラットフォーム「Oncy」の仕組み作りとは_インタビュー風景2

編集後記

「Oncy」「リカレント」を通じて、社会人のスキルアップのみならず、その先の社会全体を良く変えようとする松田様の想いに強く心を打たれました。

研修が持っている価値・魅力と、企業がなかなか積極的に研修を実施できないギャップを実にうまく埋められていると感じました。

松田様、お忙しい中インタビューにご協力いただきありがとうございました。

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