岐阜発・サブスク型 工数・業務管理ツールPaceが生み出す「地方の未来をおもしろくする」顧客体験(CX)

岐阜発・サブスク型 工数・業務管理ツールPaceが生み出す「地方の未来をおもしろくする」顧客体験(CX)

「地方の未来をおもしろくする」というビジョンの実現を目指し、地方企業と自治体を中心に、Web制作と自社開発のプロダクトを展開している岐阜のデザイン会社。

今回は、代表取締役の川口氏にお話を伺いました。

どのようにサービスと顧客体験を作り込んでいるのでしょうか。

インタビューイーについて

岐阜発・サブスク型 工数・業務管理ツールPaceが生み出す「地方の未来をおもしろくする」顧客体験(CX)_インタビューイー

株式会社リーピー
代表取締役川口聡氏。

採用コンサルティング、ECコンサルティング事業責任者を経て、2012年にWEBコンサルタントとして独立。

翌年に岐阜を拠点とする株式会社リーピーを創業。取引先は全国600社。

日報を活用した工数・業務管理ツール「Pace」

まず、貴社のサービスの概要を教えてください。

岐阜発・サブスク型 工数・業務管理ツールPaceが生み出す「地方の未来をおもしろくする」顧客体験(CX)_サービス

2019年10月にリリースしたPace(ペース)は、日報を活用した案件の工数・業務管理ツールです。1か月からはじめられるサブスク形式で、1メンバーあたり月額500円でご利用いただけます。法人はもちろん、フリーランスの方にも導入いただいております。

私たちのような受託会社は、 正しく工数管理をすることで業務改善ができる業界・業種です。プロジェクト型で進めていると「案件ごとに利益がどの程度残ったか?」というのは見えづらいものです。

案件ごとの利益を見える化すれば、仮に赤字になったときに、どこで赤字の原因になることが起こっているのかを突き止めることができます。逆にそこを”どんぶり勘定”で進めてしまうと収益性は増しません。

類似サービスとの違いについて教えてください

岐阜発・サブスク型 工数・業務管理ツールPaceが生み出す「地方の未来をおもしろくする」顧客体験(CX)_特徴1
岐阜発・サブスク型 工数・業務管理ツールPaceが生み出す「地方の未来をおもしろくする」顧客体験(CX)_特徴2

類似サービスとしては、クラウドソーシングを運営する法人がリリースしているものをはじめ、国内ではいくつかあります。それら他社ツールとの違いは大きく3つです。

【1】他社ツールは提携先のクラウドワーカーを管理することを目的としていますが、Paceは社内の工数管理ツールです。つまり、自社のプロジェクトを自分で管理することを目的として開発したものです。

【2】他社ツールでは見積・経費管理など細かい機能が充実している分、費用も割高です。しかし細かい機能が本当に必要かというと、多くの受託会社では会計ソフトなどを既に導入しているため、“機能の重複が導入を見送る要因”となることも。そこで、Paceは日報・工数管理に特化したツールとして提供しています。

【3】デザイン会社生まれのツールであることから、UIUXのクオリティが非常に高いと同業者からも反響をいただいています。デザインを見て「使い続けたいな」と直感で判断するようなクリエイターにも満足いただけるものになっています。

従業員満足度をあげることで、顧客満足度の高い成果物を世の中に届け続ける

なぜ現在の取り組みを始められましたか?

岐阜発・サブスク型 工数・業務管理ツールPaceが生み出す「地方の未来をおもしろくする」顧客体験(CX)_インタビュー風景1

デザイン会社は徹夜・土日出社などが慣習として強く残っています。そんな中、岐阜を拠点とする当社が、優秀なデザイナー・エンジニアを採用し、雇用を維持するには、彼らが「この会社で制作活動を続けたい」と感じられる強いものが必要でした。優秀なデザイナー・エンジニアを採用できないと会社としての発展はありません。そこで、東海エリアで「一番働きやすい会社をつくろう」と決めたのです。

只、単純に休みが多い、残業がないだけでは従業員満足度は得られません。従業員の給料も上げていかないと、よいデザインもシステムも生まれない。つまり、お客様を満足させられるクオリティのデザインを届けられません。すべてを両立させるためにはどうすればいいんだろうか?と考える日々が続きました。そこで、プロジェクトごとに採算管理を徹底することで、流れを良い方向に変えられるのでは?と気づいたのです。

Excelで採算管理していた2017年当時は、どのお客様のどの仕事に何時間使ったか?時間だけの管理していました。従業員が増え、Excelで管理できなくなったことをきっかけに社内で使うツールを開発し“脱Excel”に成功したのがPaceの生まれた瞬間です。

従業員の残業時間、離職率、採用力に変化は起きましたか?

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デザイン会社の経営者として日々考えていたのは「デザイナーたちが、残業し、徹夜し、休日出勤しなければ成立しないのはおかしい。彼らが人間らしい暮らしを送りながらも、社会から求められるデザインはつくれるはずだ」ということです。

経営者である私自身は、デザインもコーディングもできません。できないがゆえに、彼らが生み出すものを非常に尊敬しています。

「デザイナー・エンジニアたちが人間らしい生活を送りながら、お客様が喜んでいただける成果物を世の中に届け続けること」

この仕組みを整えるのが、コンサルティング出身の経営者として私にできることだと思い、業界の常識の逆とも言える「工数原価の見える化」を徹底しました。結果、現在は全従業員の残業がほぼゼロ、離職率低減や採用力UPにつながりました。

RPAを導入できていない企業、フリーランスにも同じ体験を

それでは当メディアの特徴であるCXに関してお伺いします。現在どのようなCXを上げる取り組みをされていますか?

岐阜発・サブスク型 工数・業務管理ツールPaceが生み出す「地方の未来をおもしろくする」顧客体験(CX)_機能一覧1
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ユーザーからのご要望はもちろん、当社も当事者としてPaceを使用しているため、専任のエンジニアが使用感の改善・アップデートを続けています。アップデート内容は、【機能追加・改善】のページで、今後アップデートしていく内容は、【開発ロードマップ】からご覧いただけるようにしています。

2021年は、3000件以上の導入者数を誇る請求書作成ツール「board」との連携も実装予定です。これにより、Pace上で日報記入するだけで、採算管理が充実するようになります。現状では、見積・請求書ツールとは別にPaceの中に案件を登録する必要があり、見積もりソフトと二重管理が発生しています。この二重管理は、RPAで一元化することができるのですが、RPAをやっていない会社・フリーランスの方にも同じ体験を届けるために実装を急いでいます。

業界の慣習を変えるには「業界の常識の逆をやる」

今後どのような取り組みをしていきたいですか?

岐阜発・サブスク型 工数・業務管理ツールPaceが生み出す「地方の未来をおもしろくする」顧客体験(CX)業界例

今後は、生産性向上・業務効率化にまつわるオウンドメディアの立ち上げを計画しています。メディアで発信していく内容としては、Paceの使い方説明・活用方法はもちろん、コロナ禍においても利益を向上させ、企業の経営を守っていくための「生産性向上」「業務効率化」のテーマなどでの情報発信・共有の場にしたいと考えています。

Paceを活用することで、利益向上が見込める企業としては、つぎの業界・業種だと考えています。

制作系では、Web制作会社、システム開発会社、企画会社、広告代理店、印刷会社。
建築系では、建設会社、建築会社/注文住宅、リフォーム、塗装業。
さらに、コンサルティング会社、人材紹介会社、人材派遣会社。
学習塾、士業(税理士、弁護士、司法書士、行政書士、弁理士、土地家屋調査市、社会保険労務士)などです。

つまり、工数原価を見直すことで利益改善できる業界・業種です。

私たち制作業界をはじめとする受託会社では、いわゆる“ブラック”と呼ばれる働き方が慣習として強く残っていました。この慣習を変えるべく「業界の常識の逆をやる」ことを続けています。なぜなら、慣習を変えることで「地方の未来をもっとおもしろくする」ことにつながると考えるからです。

地方の未来をもっとおもしろくする

それでは最後に、川口様のPace事業を通じて実現したい想いを、お聞かせください。

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「地方の未来をもっとおもしろくする」これは、創業以来のビジョンとして掲げていることです。ここには、地方に住む人たちに向けて、都心と変わらないクオリティのデザイン・DXなどを届けたいという想いが込められています。

このビジョンの実現には、自分たちの会社だけではなく、地方でがんばるすべての中小企業、個人事業主みんなで、同じ方向に向かったほうが実現度が増すと思っています。Paceは、当事者が当事者のために創ったツールです。視点を変えれば、同業者の力をアップさせるサービスでもあります。しかし、同業支援をすることで業界全体がよくなるのです。

地方を良くするためには、企業が成長し雇用を生み出し、街の活気も取り戻さなければいけません。今の地方にはこの好循環を生み出すための、デザインとDXが不足しています。Pace事業を通じて、地方企業と自治体の可能性をひらき、地方の未来をもっとおもしろくできれば嬉しいですね。

編集後記

採用力や働きやすさなどの「従業員満足度」、そこから生まれる品質の高いデザインによる「顧客満足度」の向上という仕組みづくりに挑む川口社長。

日報を活用した工数・業務管理ツール「Pace」から生まれる顧客体験から目が離せません。

川口様、お忙しい中インタビューにご協力いただきありがとうございました。

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