SEOプロ集団が生み出すサブスクリプション型ホームページの「集客」と顧客体験(CX)

インターネットメディアの企画制作及び運営をはじめ、サブスクリプション型のホームページ作成サービス、Web集客に関するコンサルティング、SEO集客に関するコンサルティングなど幅広く手掛ける企業。
今回は、創業者の入谷勇太氏にインタビューをしました。
どのようにサービスと顧客体験(CX)を作り込んでいるのでしょうか。
インタビューイーについて

株式会社アクセスジャパン 代表取締役・入谷勇太氏。
2012年から現職。
SEO会社が挑戦する低コスト×高品質
まず、貴社のサービスの概要を教えてください。

コストを抑えながら手軽にホームページ制作いただくことを目的に、制作費0円(※1)、月額4980円~という業界最安値のサブスクリプション型ホームページ制作サービス【ビズサイ】を2020年1月~提供しています。
- 「集客のためにホームページを持ちたいけど知識がない」
- 「初期投資なしで、コストを抑えてホームページを作りたい」
- 「ホームページを制作するのは時間がかかるので面倒だ」
これらの課題を抱える中小企業、個人商店の方々に向けたサービスとして、最低契約期間も設けておりません。
SEO会社が制作するため、最新のSEO対策が施されているところが一番の強みです。
また、デザインも月間500サイト以上を担うスタッフ陣が監修していることから、業界最高峰のクオリティだと自負しております。
(※1)オプションによって初期費用が発生する場合もあり
現在の利用企業やサービス特徴について教えてください。

月額1万円程度で利用できるサブスク型ホームページ制作は、他社サービスもあります。
しかし、それらを利用した後「思うように集客が伸びずに、困っている」とお悩みの事業主様にたくさん出会いました。
それらをプロのわたしたちの目線で見ると、SEO対策はもちろん、設計、デザイン面において、まだまだできることがあるというのが実情です。
当社は創業以来、2万件以上のサイト制作を手掛けてきました。
SEO対策をメインにあらゆるジャンルのホームページ制作~集客を実践し続けてきたノウハウが蓄積されています。
このノウハウをオーダーメイドで提供すると、コストも時間もかかってしまいます。ECサイトであれば、100万~200万かかるのが相場です。
様々な事業主様からお話を伺う中で「予算は充分にとれないが、何とかしたい」というお声が非常に多く、そこでユーザーニーズに応えられる設計を【低コスト】【クオリティ】【集客効果】の全方位で捉えたサービスとして提供するために、テンプレート方式を採用しました。
「テンプレート」というと機械的にも聞こえますが、企画・設計・全体のコーディングにおける当社のノウハウを詰め込んだものになります。
当初は、ホームページの新規制作を想定していましたが、リニューアルを目的とされるお申込みも多いです。
既に、コーポレートサイトをお持ちの有名企業様からも、ブランドサイトの立ち上げとしてご利用いただいているケースもあります。
もっと手軽に「集客」を見据えたホームページを
なぜ、サブスク型ホームページ制作事業を始められましたか?

いまはお客様自身でもホームページを制作しやすくなっています。HTML5の浸透・CMSの普及などの影響が大きいですね。
とはいえ、仕事の合間に自らホームページを作ろうとすると、相当な時間と手間がかかります。
デザイン面においても、満足できるものに仕上がることが少ないと思います。
「プロに頼もう」と思っても、中小企業や個人の事業主様にとっては、【ホームページを持つ】=「高額な費用がかかる」という現実があり、一歩踏み出せない事業者様を多く見てきました。
ITリテラシーが高いとはいえない事業主様にとっては、ホームページは投資対効果が見えづらいものだと思います。
これらの理由から、サブスク型にすることでコストを抑え、さらに最低契約期間を設けないことでハードルを一気に下げれば、どんな事業者様でもホームページを持つことができる環境を整えられると考え、サービスを開始しました。
入谷様がこの事業にかける想いとは?

他社のサブスク型ホームページ制作は、わたしたちが最も大切だと考える【集客】を見据えて作られているものが少ないというのが現状です。
「どのようなホームページが集客に繋がるのかよくわからない」という事業主様が利用されるといった背景にも要因があるかと見ています。
いまは、営業力に長けた他社サービスが強い状況ですが、当社は「見栄えのよさ」だけではなく、ホームページ開設後、1~2年経過したときに、目標としていた【集客】が実現するか?という目線でサービスを提供しています。
本当にお困りの事業主様にご利用いただきたいという想いから、最低契約期間も設けていません。
価格設定においても、半年~1年で解約となると赤字になるギリギリに挑戦しています。
お客様のニーズとしては【見た目のデザイン性】が非常に大きいです。しかし、集客には「中身」が必要です。
集客するためには「どんな設計にするか?」「どうサポートをしていくか?」が重要なのです。
SEOは随時アップデートしていく必要があります。
当社は、常に時代にあわせたSEO設計を行っており、現在はSNS連携の最適化も強化しています。
作って終わりじゃない「アフターサポート」で最新の知見を
サービスを通してどのようなCXを届けようと考えていますか?

【ビズサイ】は、最低契約期間は設けていないものの、サブスク型サービスとして「長く使っていただくこと」を前提としています。
長く使っていただくことで、常に最新のSEOやデザインの情報を提供でき、アフターサポートも積極的に実施することが可能になるからです。
ホームページに関する知見は【ビズサイ】を活用することで、事業主様には事業運営に集中していただく狙いもあります。
具体的には、日々の業務で忙しい中小企業や個人の事業主様にとって文章ひとつを考えることも面倒なことです。
当社ではお話をお伺いさせていただき、お話の内容をもとに当社で文章の作成代行も担っています。
CXを考えるうえで大切にしていることはありますか?
当社は札幌が拠点です。地方ならではかもしれませんが、ファックスを使用されているお客様も実は多いんですよ。
そこで、Eファックスを活用して、アナログ発信されたものをデジタルで受取るなどの工夫をしています。
ファックスを使っていた事業主様が、自然とchatを使うようになるまで助走するなど、共に時代にあったスタイルを構築できるように心掛けています。
「ホームページを開設できてよかった!」でおしまいではなく、お客様の「WEB上での知識を少しずつ増やしていく」ことも大切にしています。
【ビズサイ】を通じて、事業主様の集客が伸び、売上利益が拡大すれば、当社の別サービスもご利用いただくなど、好循環を生むことができればいいなと思っています。
ここまで、サポートを充実させているサブスク型ホームページ制作は少ないと見ています。
制作スタッフのモチベーションとCX向上ついてお聞かせください

もともと、スタッフのモチベーションとユーザーの声の架け橋になるものをつくりたいという想いがありました。
【ビズサイ】のコンセプトは『困ってる事業主様を一社ずつ救済していこう!』というものです。
制作スタッフにとっての【ビズサイ】は、「稼ぐと楽しい!」ではなく「お客様に喜んでいただけるものづくりって楽しい!」だと考えています。
制作スタッフが、自らの「働く目的」「スキル」「お客様との繋がり」を考え、お客様に喜んでいただけるものづくり・社会貢献をすることで、自然とモチベーションアップにつながり、そこから新しいCX向上が生まれるという好循環につながると信じています。
ウィズコロナの中から生まれたCX向上
今後どのような取り組みをしていきたいですか?

2020年1月のサービス開始後、コロナの影響により、多くの企業が厳しい状況に直面しました。当社もそのひとつです。
厳しい状況の中、サービスの向こう側にいるお客様のことを考える日々が続きました。
「ホームページを持っていない企業は、今どうしてるのだろう?」
「ホームページを活用しきれていない企業もあるのでは?」
自分たちがいまできることを模索した結果、期間限定で半額提供することを決断しました。
2020年7月~9月末までの期間限定キャンペーンでしたが、まだまだ困っている事業者様も多い中、新たなキャンペーンも企画中です。
「ホームページのおかげで客足が戻った」
「新サービスの周知を出来るようになり売上に貢献した」
そんなお声が聞けるよう、サポートを充実していきたいと思っています。
デジタル社会の「集客」サポート
それでは最後に、入谷様のサブスク型ホームページ制作事業を通じて実現したい想いを、お聞かせください。

この先10年で起こる変化として、SNSの影響力が大きいと見ています。
SEOも月単位で大きな変動が起きており、SNSと動画が「WEBマーケティング」全体に与える影響は、益々大きくなるでしょう。
SEO対策はSNS抜きでは考えらず、さらに、映像・ディスプレイ・あらゆるマーケティングをクロスして考える時代が、目の前まで来ており、その加速度も増しているように感じています。
この時代の流れをプロであるわたしたちが正しく読み、
「どのようなホームページが集客に繋がるのかよくわからない」
「予算は充分とれないが何とかしたい」
という事業主様ひとりひとりをお手伝いすることで、デジタル社会における集客をサポートしていきたいですね。
【ビズサイ】という誰もがホームページを持つことができる仕組みを整えたことで「念願の自社ホームページ」を持つことは実現されます。
しっかりとしたホームページを持つことで、企業としての信用も向上し、競合他社との戦いにおいても「同じ土俵に立つ」「一歩先をいく」など、時代にあった戦い方をすることができます。
しかし、本当の勝負はここからです。
当社ではよくホームページを「名刺」に例えて説明することがあります。
上質な素材・洗練されたデザイン・インパクトのあるキャッチフレーズ、3拍子揃った名刺をつくったとしても、その名刺を配る先がなければ集客にはつながりません。
わたしたちは、ホームページというデジタル社会の名刺を配る先をお客様に寄り添って考えることで、これからも【集客】をサポートし、社会に貢献していきたいと考えています。
編集後記
入谷社長の「スタッフのモチベーションとユーザーの声の架け橋になるものをつくりたい」という想いからはじまった【ビズサイ】。
上質な素材・洗練されたデザイン・インパクトのあるキャッチフレーズ、3拍子揃った名刺をつくったとしても、その名刺を配る先がなければ集客にはつながらない。
ホームページというデジタル社会の名刺を配る先をお客様に寄り添って考える【ビズサイ】。
サブスク型ホームページ制作サービスから生まれる「集客」から、目が離せません。
入谷様、お忙しい中インタビューにご協力いただきありがとうございました。
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